軍幕 USMCコンバットテントの再生 加水分解を修復

ken!

2020年02月24日 12:47




米軍海兵隊(USMC)のコンバットテントを再生してみました。

Eureka!製のドーム型テント正式名MARINE COMBAT TENT



随分前から所有しており、たまに使ってはいるのですが・・・

↓以前このテントに付いて書いた記事です。
2017/06/02


デザインもカッコよくフライシートが分厚く遮光性が高い

昼間でもテント内は真っ暗な熟睡できるテント!

ただ・・・

前々から書いていますが臭いがキツイんですwww

テントの中に銀杏が敷き詰められている感じと言ったらよいかw

それでも我慢できたので使ってましたが

2019/04/24



最近になり臭いの他にテント内に粉の様な物が入っている事が多くありました

良く見てみるとインナーテント内側のコーティングがポロポロと・・・

どうやら加水分解の末期症状のようです(T_T)



以前からネットで古いテントの再生とか調べておりました

MOSSのテントが臭いのは有名です、現役で使ってる方々は

何らかの処理を施して使用している方が多い様です。





とーとーこのコンバットテントも再生の時を迎えた様です。







↓今回のメニュー↓

①洗浄

②コーティング剥離

③シーム処理

④防水処理

⑤撥水処理

うぅ~めんどくさいwww




①洗浄

洗濯機にブチ込んでガラガラ洗ってやりました!

実際戦場で使用するミルスペックのテントですこのくらいで壊れたりしないはずですwww

当然ですが汚れは落ちますが臭いはとれません。





②コーティング剥離

インナーテントのスリーブ部とボトム&出入り口部にPUコートと思われる処理がしてあります。

コーティング部の色が本体と違うのが解ると思います。





これが臭いと粉の原因

一般的な剥離方法は重曹に漬けおきするのがテントを痛め無い様ですが

そこはあえて激しく!





強力マジックリンと亀の子タワシでゴシゴシwww


生地をかなり傷めてますがその分コーティングは剥がれて行きます

この作業が結構大変です(T_T)

このあと水洗いして乾燥させます。





③シーム処理

このテントはボトム部が2枚の生地で作られており中央で繋いでいます。

この部分をアライテントのシームコートを塗布します。





コーナーの縫い目も同様に処理して乾燥させます。




④防水処理

マジックリンでコーティングを全て剥がしましたのでただの生地状態です。

本体の生地と同じで肌触り良くコシも無く水も良く染みこみますwww

新たに防水コーティングを施します!







床材メーカー推奨品ですのできっと大丈夫でしょうwww

いぜんどこかのブログでこれを塗られている方がいたのでマネさせて頂きました(^_^;)





雑巾でボトム&出入り口内側とスリーブ部に塗布していきます。

かなり染みこんでいきます。

そして乾燥させます。





乾燥後は床材を塗布したところは生地にコシがでました。

写真でも塗布部分は色の違いで解るかと思います。

これでインナーテントの再生完了です!(^^)!



⑤撥水処理

フライシートには言わずと知れたポロンTを使いました。

今回、初めて使用します揮発性が高いと聞きますので塗布方法を考えました。





ポロンTをオイラーに入れて刷毛に染みこませながら塗ってみました。





この方法ならネタを無駄なく使用できるかと思います。

実際塗ってみてほんと直ぐ飛ぶ?乾く?



塗っているところと塗っていないところが解らなくなるので

エリアを決めて塗っていきました。

フライシート1枚塗るのに約1/3ほど使いました。

そして乾燥



これで全ての工程が終了しました!(^^)!


使っている物がほぼほぼ工業系ですねwww


ブログで一気に書きましたが

暇な時に少しづつやってた事も有り

約2か月かかってますwww


まだ使用していないので防水&撥水の効果は解りませんが

問題の臭いの方は98%無くなりました(^'^)


今年は車横付キャンプの時はこのテントをメインで使っていこうと思います♪





※おすすめできる方法ではありません!くれぐれもテントの再生は自己責任でwww

特に高価なテントはマネしないで下さいねw

 












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